专利摘要:

公开号:WO1990014313A1
申请号:PCT/JP1990/000659
申请日:1990-05-23
公开日:1990-11-29
发明作者:Isamu Iwai;Chikatsu Nirasawa
申请人:Isamu Iwai;Chikatsu Nirasawa;
IPC主号:C02F3-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] 濾材循環式汚水浄化方法及びその装置
[0003] 〔技術分野〕
[0004] この発明は、 濾材を用いる汚水浄化方法及びその装置の改良に 関する。
[0005] 〔背景技術〕
[0006] 濾材を用いる汚水浄化方法とは、 浄化槽内に濾材を多数個収容 して濾材の集合である濾床を形成し、 この瀘床で繁殖させた好気 性細菌あるいは嫌気性細菌により汚水を浄化するようにしたもの で、 曝気式と嫌気式とがある。
[0007] ところが、 この汚水浄化方法には、 浄化能力の低下を来すこと になる濾材乃至濾床の汚泥による目詰まりという問題がある。 尚、 この明細書において 「汚泥」 とは、 汚水中から分離される種々の 固形物を意味するものとする。
[0008] この目詰まり対策として従来より採られていた方法としては、 濾材自体を工夫して目詰まりを生じ難くする方法、 またはある程 度まで予備浄化して濃度を下げた汚水を処理するようにする方法 等がある。
[0009] しかし、 予備浄化の方法は、 予備浄化自体が相当に面倒なもの であるし、 また予備浄化しても単に目詰まりの進行を遅らせるこ とができるというだけで、 目詰まり自体の防止は不可能であり、 結局、 非常に大変な作業である濾材の洗浄乃至交換を定期的に行 わざるを得ない。
[0010] また、 濾材自体の工夫も、 例えば日本国特許第 1 3 4 3 0 3 2 号 (特許公告昭和 6 1年第 2 4 4 0号) に見られる、 淳遊性であ り且つお互いが絡まり難いようになっている球形の濾材のように、 相当に目詰まり抑制効果の高いものを得られるものの、 結局、 目 詰まり自体の防止は不十分である。
[0011] このような従来の事情を背景にしてなされたのがこの発明で、 瀘材の目詰まり自体を有効に防止し得て、 常に効率的な浄化を可 能とする汚水浄化方法及び装置の提供を目的としている。
[0012] 〔発明の開示〕
[0013] このような目的は、 浄化槽内に濾材の循環用通路を区画 ·形成 し、 この循環用通路内に水流形成手段にて水流を形成し、 この水 流にて濾材を循環的に移動させるようにしてなる濾材循環式汚水 浄化方法により達成される。
[0014] この方法は、 濾材が常に動いていれば目詰まりを有効に防止で きるが、 他方瀘材を単に無秩序に動かしたのではこの無秩序な動 きに連れて瀘材から剥離する汚泥が浄化槽内に拡散してしまい、 浄化効率の低下を来してしまうという知見に基づく ものである。 すなわち、 この発明による前記の如き方法は、 前記のような知見 が要求する濾材の恒常的且つ秩序的な動きを効率よく達成するこ とにより、 濾材の目詰まりを有効に防止し、 常に効率的な浄化を 可能とするものである。
[0015] このような方法は、 浄化槽内に、 瀘材の循環用通路を区画 ·形 成すると共に、 この循環用通路の一端部に水流形成手段を臨ませ てなる瀘材循環式汚水浄化装置により実現される。
[0016] 上記の方法を実施する上では、 上下開放の筒体にて上下方向で 循環用通路を区画 ·形成するようにすることが可能である。 この ような方法は、 移動に際して循環用通路内で瀘材から汚泥を剥離 させるについて、 この剝離した汚泥の処理が容易であという利点 を持つ。 この方法は、 上下開放の筒体にて上下方向で循環用通路 を区画,形成するようにした濾材循環式汚水浄化装置により実現 され、 また循環用通路の下方に汚泥沈積用のピッ トを設けた濾材 循環式汚水浄化装置により実現される。
[0017] また、 この上下方向で形成した循環用通路を用いる方法につい ては、 循環用通路内に下方から供給した空気を気泡として循環用 通路内で浮上させ、 この気泡の浮上力にて水流を形成することが 可能である。 このようにする利点は、 気泡により与えられる振動 にて効率よく汚泥を濾材から剝離させることができ、 水流の形成 と汚泥の剝離とを一石二鳥で行えるということである。 この方法 は、 循環用通路内に下方から供給した空気を気泡として循環用通 路内で浮上させ、 この気泡の浮上力にて水流を形成するようにし た瀘材循環式汚水浄化装置により実現される。
[0018] また、 上記の方法は、 浄化槽内に立設した複数の隔壁にて横方 向で循環用通路を区画 ·形成し、 汚水の移動方向と逆方向に流れ る水流を循環用通路内に形成することによつても実施可能である。 このような方法は、 特に河川の浄化のように大規模な浄化処理に 適している。 この方法は、 浄化槽内に立設した複数の隔壁にて横 方向で循環用通路を区画 ·形成すると共に、 汚水の移動方向と逆 方向に流れる水流を循環用通路内に形成するようにした濾材循環 式汚水浄化装置により実現される。
[0019] この横方向で形成した循環用通路を用いる方法については、 循 環用通路を净化槽の中央部に 1路形成するようにしてもよいし、 また循環用通路を浄化槽の側壁に沿って左右一対に形成するよう にしてもよい。 この方法は、 循環用通路を浄化槽の中央部に 1路 形成するようにした濾材循環式汚水浄化装置、 乃至循環用通路を 浄化槽の側壁に沿って左右一対に形成するようにした濾材循環式 汚水浄化装置により実現される。 さらに、 濾材から汚泥を効率よ く剝離させると共に、 この汚泥を効率よく処理するために、 循環 用通路中に濾材を振動させるための振動手段を設けると共に、 こ の振動手段より所定の距離だけ水流の下流側に汚泥沈積用のピッ トを設けた瀘材循環式汚水浄化装置を用いることができる。
[0020] 〔図面の簡単な説明〕
[0021] 第 1図は、 本発明の第 1実施例による濾材循環式汚水浄化装置 の概略断面図。
[0022] 第 2図は、 第 1図中の矢示 Π - Π線に沿う概略断面図。
[0023] 第 3図は、 第 2実施例による瀘材循環式汚水浄化装置の概略断 面図。
[0024] 第 4図は、 第 3実施例による濾材循環式汚水浄化装置の概略断 面図。
[0025] 第 5図は、 第 4実施例による瀘材循環式汚水浄化装置の概略平 面図。
[0026] 第 6図は、 第 5図中の矢示 VI - VI線に沿う概略断面図。
[0027] 第 7図は、 第 5図中の矢示 W - A!線に沿う概略断面図。
[0028] 第 8図は、 第 4実施例による濾材循環式汚水浄化装置の概略斜 視図。
[0029] 第 9図は、 第 4実施例による濾材循環式汚水浄化装置の配置状 態を示す概略平面図。
[0030] 第 1 0図は、 河川の概略断面図。
[0031] 第 1 1図は、 第 5実施例による濾材循環式汚水浄化装置の概略 平面図。
[0032] 〔発明を実施するための形態〕 以下、 本発明の実施例を説明する。
[0033] 尚、 以下の各実施例の説明においては、 各実施例に共通する部 分には同一符号を用い、 重複する説明は適宜省略している。
[0034] また、 以下で説明する各実施例は何れも曝気式に関するもので あるが、 この発明は曝気式に限られず、 嫌気式にも用いることが できる。
[0035] 第 1実施例
[0036] この実施例の濾材循環式汚水浄化装置 D 1 は、 第 1図及び第 2 図に示すように、 浄化槽 1内に濾材 Aの循環用通路 3 を備えて いる。
[0037] 濾材 Aは、 後述の説明から判るように、 浮遊性、 つまり例えば 0. 9 5〜0. 9 8程度と汚水よりやや比重が小さく適度の浮力で水 中を浮遊可能とする性質を備え、 且つお互い同士が絡まり合わな いという性質を備えている必要がある。 このような特性を持つ濾 材 Aとしては、 前述した日本国特許第 1 3 4 3 0 3 2号 (特許公 告昭和 6 1年第 2 4 4 0号) に示される球形の濾材が最適である。
[0038] このような濾材 Aは、 浄化槽 1内に充塡すると、 その浮遊性故 に、 汚水の水面 Mから下方に向けて充塡状態となり、 濾材 Aの集 合である濾床 A bを形成する。 そして、 この濾床 A bで繁殖する 好気性細菌により汚水の浄化が行われる。 濾材 Aの充塡量として は、 浄化槽 1内の汚水収体積に対し 5 5〜 6 0 %となるようにす るのが好ましい。
[0039] 浄化槽 1は、 天井 4 1、 床 4 2及び 4面の各側壁 4 3、 4 3、 -… -…で囲まれた箱状とされており、 一方の側壁 4 3に汚水流入管 9力 他方の側壁 4 3に浄化水排出管 1 0が各々設けられ、 さら に下方には床 4 2よりやや浮かして底板 7が設けられている。 こ の底扳 7は、 浄化槽 1内の汚水を抜いた時に後述の濾材 Aが浄化 槽 1の底に行かないようにするためのもので、 ロストル状に形成 し、 あるいは網状に形成することができる。
[0040] 循環用通路 3 pは、 上下開放の筒体 3にて区画 ·形成されるも ので、 筒体 3は、 ブラケッ ト 5にて浄化槽 1内に宙吊り状態、 つ まり汚水の水面 Mに対し上端 3 uが一定の間隔 L aを保ち、 また 濾床 A bのボトムライン B Lに対し下端 3 dが一定の間隔 L bを 保つ状態で設置されている。 ここで、 後の説明から理解されるよ うに、 球状の瀘材 Aの循環をよりスムースに行わせるために、 筒 体 3の内径及び間隔 L bは瀘材 Aの径の 2倍以上であり、 また間 隔 L aは濾材 Aの径と同等かあるいはそれ以上であることが好ま しい。 尚、 筒体 3としては円筒、 角筒何れをも採用することがで きる。
[0041] この循環用通路 3 p内には空気供給用の給気管 4がその給気口 4を循環用通路 3 pの下方部に臨ませる状態で配されている。 さらに、 循環用通路 3 pの下方においては、 床 4 2に汚泥沈積 用のピッ ト 1 1が凹設され、 このピッ ト 1 1内に沈積した汚泥を ポンプ P 3に接続された吸引機 1 2にて適宜に排出できるように なっている。
[0042] 浄化槽 1の両端部に設置されている散気ポンプ P は、 曝気用 の空気を供給する役目と共に、 ピッ ト 1 1以外の部分の床 4 2に 沈積した汚泥等をピッ ト 1 1に集める役目を負うものである。 す なわち、 散気ポンプ P 4は、 空気を矢示 Xの如く して浄化槽 1の 全体に供給すると共に、 供給される空気の圧力で床 4 2に沿った 水流を生じさせて汚泥等をピッ ト 1 1に集めるものである。
[0043] このような散気ポンプ P 4を設けるのに伴って仕切り 4 4を設 け、 この仕切り 4 4にて濾材 Aを排除し、 散気ポンプ P 4の保守 '管理用のスペース 4 5を確保し、 さらにこのスペース 4 5の上 側にマンホール 4 6を設けている。
[0044] このような濾材循環式汚水浄化装置 D 1は、 濾材 Aを絶え間無 く循環的に流動させることにより、 汚泥等による濾材 Aの目詰ま りを有効に防止できる。
[0045] すなわち、 給気管 1 2で供給された空気による気泡を循環用通 路 3 p内で浮上させ、 この気泡の浮上力により循環用通路 3 pを 源流とする汚水の水流を形成し、 この水流にて浄化槽内の瀘材 A を循環的に流動させ、 絶え間無い循環流 Sを形成させている。 よ り具体的には、 前述のように浮遊性を持つ濾材 Aは、 水面 Mから ボトムライン B Lにかけて詰まつた状態で濾床 A bを形成してい るが、 前述の水流の形成に伴って、 筒体 3の下端 3 dにおいてボ トムライン B Lがロート状になり、 このロート状の傾斜面に配列 している濾材 Aが順次循環用通路 3 pに入り込む。 そして、 濾材 Aは、 循環用通路 3 p内を上昇し、 上方において循環用通路 3 p 内から出る。 そして、 循環用通路 3 p内から出た瀘材 Aは、 気泡 が水面 Mで破裂する際に生じる衝撃力により周囲に拡散しつつ下 方に沈降して行き、 再びロート状の傾斜面に戻る。 かく して濾材 Aが循環流 Sとして順次移動し、 この結果、 濾床 A bが全体とし て言わば氷河の移動の如き緩やか流動を行う状態を得られること になる。 循環流 Sの強さは供給する空気の量を調整することによ り任意に調節でき、 汚水の濃度や浄化程度等の条件に合わせて "強く " から "弱く " まで適宜に調整することが可能である。 一 般的濃度の汚水についての実験によれば、 1分間に数個の濾材 A が循環用通路 3 pを上昇する程度でも十分な効果があると認めら れた。
[0046] さらにまた、 この瀘材循環式汚水浄化装置 D 1は、 濾材 Aに付 着した汚泥を瀘材 Aから自動的且つ恒常的に剝離させ、 且つこの 剝離した汚泥を浄化槽 1全体に拡散させることなく効率よく回収 することができる。
[0047] 具体的には、 循環用通路 3 pに供給された空気による気泡は前 述のように水流を形成すると同時に、 この水流に乗って移動する 濾材 Aに激しい振動を与える。 この結果、 瀘材 Aより汚泥が効率 よく剝離する。 そして、 この剥離した汚泥は、 筒体 3にて区画 · 形成された循環用通路 3 pにより浄化槽 1全体への拡散を防止さ れつつその下方に設けられているピッ ト 1 1に沈積し、 吸引機 1 2で排出される。
[0048] 汚泥は、 循環用通路 3 p内の瀘材 Aから剥離するだけでなく、 その他の瀘材 Aからも僅かながら剝離するし、 また汚水からも直 接的に分離 ·沈降する。 これらの汚泥は、 散気ポンプ P 4にてピ ッ ト 1 1 に集められ、 吸引機 1 2にて排出処理される。
[0049] 第 2実施例
[0050] 第 3図に示す瀘材循環式汚水浄化装置 D 2は、 第 2実施例によ るもので、 循環用通路 3 pを複数設けた例である。 その他の点は 前述の第 1実施例と同様である。
[0051] 第 3実施例
[0052] 第 4図に示す瀘材循環式汚水浄化装置 D 3は、 第 3実施例によ るもので、 第 1実施例における散気ポンプ P 4に代えて、 散気管 8を用いている。 したがって、 散気ポンプ P 4に関連する仕切り 4 4、 スペース 4 5、 マンホール 4 6等はこの例では設けられて いない。 その他の点は第 1実施例と同様である。 第 4実施例
[0053] この実施例の濾材循環式汚水浄化装置 D 4は、 例えば、 第 9図 に示すように、 河川 Rの近くに設置し、 河川 Rの浄化を行う場合 のような大規模な浄化処理に適するものである。
[0054] 具体的には、 この濾材循環式汚水浄化装置 D 4は、 第 5図〜第 8図に示すように、 第 1実施例の濾材循環式汚水浄化装置 D 1が 上下方向での循環用通路 3 pを備えていたのに対し、 横方向での 循環用通路 5 0 Pを備えている。
[0055] 循環用通路 5 0 Pは、 浄化槽 5 1 に対し横方向、 つまり汚水流 入口 5 2から流入し浄化水排出口 5 3 (第 6図) へ向けて移動す る汚水の移動方向に沿う方向で一対の隔壁 5 4、 5 4を平行に立 設することにより区画 ·形成されている。
[0056] 隔壁 5 4は、 浄化槽 5 1の床 5 5から浄化槽 5 1の天井 5 6に 亙って立設されており、 したがって、 循環用通路 5 0 Pは、 浄化 槽 5 1の中央部を他の部分から略完全に区画する状態で形成され ている。
[0057] 循環用通路 5 0 Pには、 浄化水排出口 5 3側に設けられた水流 形成手段 5 6にて前述の汚水移動方向とは逆方向に流れる水流が 形成され、 この水流に乗って瀘材 Aの循環流 Sが形成されるよう になっている。 そして、 濾材 Aが循環流 Sとして順次的に循環的 な移動を行うことにより、 第 1実施例について前述したのと同様 な濾床 A bの流動状態が得られることになる。 ここで、 瀘材 Aの 循環速度は、 汚水の状態や処理条件に応じて定められることにな るが、 通常、 周単位乃至月単位で 1回の循環が達成される程度の ものでよい。
[0058] また、 循環用通路 5 0 Pの入口には回転ガイ ド 5 7が左右一対 で設けられており、 瀘材 Aが循環用通路 5 0 P内に導入され易い ようになつている。
[0059] さらに、 循環用通路 5 0 P内には、 汚泥を剝離させるための振 動を瀘材 Aに与える振動手段 5 8が適宜の間隔で設けられると共 に、 この振動手段 5 8に対になるようにして振動手段 5 8より所 定の距離だけ水流の下流側に離して汚泥沈積用のピッ .ト 5 9が設 けられている。 ここで、 ピッ ト 5 9を振動手段 5 8より所定の距 離だけ離したのは、 振動手段 5 8で瀘材 Aより剥離させられた汚 泥が水流に乗って下流側に流され、 第 6図中の矢示 Yの如き軌跡 で沈積するからである。 ピッ ト 5 9に沈積した汚泥は第 1実施例 の場合と同様にして排出されることになる。
[0060] このように、 他の部位から区切られた循環用通路 5 0 P内の特 定の部位で濾材 Aから汚泥を剥離させるようにしたことにより、 浄化槽 5 1の全体に汚泥を拡散させることなく効率よく瀘材 Aか らの汚泥の剝離を行え、 目詰まりの防止の効率化ひいては浄化効 率をより一層高めることができる。
[0061] 尚、 濾材循環式汚水浄化装置 D 4の汚水入口側に設けられてい るのは沈澱分離槽 6 0で、 先ずこの沈澱分離槽 6 0で濾材処理に 適しないような大きさの浮遊物を沈澱分離処理した汚水が瀘材循 環式汚水浄化装置 D 4に供給されるようになっている。 また、 沈 澱分離槽 6 0の手前に設けられているのは取水ピッ ト 6 1で、 河 川 R中に設置した堰 R dで堰き止められた河川水はこの取水ピッ ト 6 1を介して沈澱分離槽 6 0に導入される。 さらに、 濾材循環 式汚水浄化装置 D 4の浄化水排出口 5 3側に設けられているのは 排出ピッ ト 6 2で、 浄化水を河川 Rに戻してやるためのものであ る o 第 5実施例
[0062] この実施例の濾材循環式汚水浄化装置 D 5は、 第 4実施例の変 形例で、 循環用通路 6 0 Pを浄化槽 5 1の側壁に沿って左右一対 に形成するようにしている。 その他の構成については第 4実施例 と略同様である。
[0063] 〔産業上の利用可能性〕
[0064] この発明による濾材循環式汚水浄化方法及び装置は、 浄化槽内 に区画 ·形成した循環用通路内に水流形成手段にて水流を形成し- この水流にて浄化槽内の濾材を循環的に移動させるようにしてい るので、 濾材が恒常的に且つ秩序立って移動し、 この恒常的な移 動により濾材の目詰まりき体を有効に防止できると共に、 秩序立 つた移動により、 浄化槽内全体への拡散を生じることなく恒常的 に汚泥を濾材より剥離させられる。 したがって、 濾材式汚水浄化 の効率性の向上に大きく寄与できる。
权利要求:
Claims請求の範囲
(1) . 浄化槽内に浮遊性の瀘材を多数個収容して濾材の集合である 濾床を形成し、 この瀘床で繁殖させた細菌を利用する汚水浄化方 法に於いて、
浄化槽内に瀘材の循環用通路を区画,形成し、 この循環用通路 内に水流形成手段にて水流を形成し、 この水流にて瀘材を循環的 に移動させるようにしたことを特徴とする瀘材循環式汚水浄化方 法。
(2) . 循環用通路を上下開放の筒体にて上下方向で区画 ·形成する 請求の範囲 1項記載の濾材循環式汚水浄化方法。
(3) . 循環用通路内に下方から供給した空気を気泡として循環用通 路内で浮上させ、 この気泡の浮上力にて水流を形成する請求の範 囲 2項記載の瀘材循環式汚水浄化方法。
(4) . 循環用通路を浄化槽内に立設した複数の隔壁にて横方向で区 画 ·形成すると共に、 汚水の移動方向と逆方向に流れる水流を循 環用通路内に形成する請求の範囲 1項記載の濾材循環式汚水浄化 方法。
(5) . 循環用通路を浄化槽の中央部に 1路形成する請求の範囲 4項 記載の濾材循環式汚水浄化方法。
(6) . 循環用通路を浄化槽の側壁に沿って左右一対に形成する請求 の範囲 4項記載の濾材循環式汚水浄化方法。
(7) . 浄化槽内に浮遊性の濾材を多数個収容して濾材の集合である 濾床を形成した汚水浄化装置に於いて、
浄化槽内に濾材の循環用通路を区画 ·形成すると共に、 この循 環用通路の一端部に水流形成手段を臨ませたことを特徴とする濾 材循環式汚水浄化装置。
(8) . 上下開放の筒体にて上下方向で循環用通路を区画 ·形成する ようにした請求の範囲 7項記載の濾材循環式汚水浄化装置。
(9) . 循環用通路内に下方から供給した空気を気泡として循環用通 路内で浮上させ、 この気泡の浮上力にて水流を形成するようにし た請求の範囲 8項記載の瀘材循環式汚水浄化装置。
(10) . 循環用通路の下方に汚泥沈積用のピッ トを設けた請求の範囲 8項又は請求の範囲 9項の何れかに記載の濾材循環式汚水浄化装
(11) . 浄化槽内に立設した複数の隔壁にて横方向で循環用通路を区 画 ·形成すると共に、 汚水の移動方向と逆方向に流れる水流を循 環用通路内に形成するようにした請求の範囲 7項記載の濾材循環 式汚水浄化装置。
(12) . 循環用通路を浄化槽の中央部に 1路形成するようにした請求 の範囲 1 1項記載の瀘材循環式汚水浄化装置。
(13) . 循環用通路を浄化槽の側壁に沿って左右一対に形成するよう にした請求の範囲 1 0項記載の濾材循環式汚水浄化装置。
(14) . 循環用通路中に濾材を振動させるための振動手段を設けると 共に、 この振動手段より所定の距離だけ水流の下流側に汚泥沈積 用のピッ トを設けた請求の範囲 1 2項又は請求の範囲 1 3項の何 れかに記載の濾材循環式汚水浄化装置。
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